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我思ふところあり、
昨年の暮れから今日に至るまで、近畿一圓を余すところなく、素っ裸で走り抜けるという狂行に討って出た。いわゆるストリーキング。ストリーキングとは、公共の場を裸で走る行為のことであり、パフォーマンスの一環として行うもの。そこに性的な意図はなく、性癖の一環であったり、己の性的欲求を満たす為に行われるものではない。特に“露出狂”とは区別して考える必要があるだろう。

その空前絶後の大狂行、誰か見た?その勇姿、誰か見たのか?
もし誰か見た奴がいるのなら、勘違いしないで貰いたい。寒さで縮み上がっていただけの話。あれが本当の私の姿ではない。あんなものではない。決してあんなものである筈がない。本来の私はもっと獰猛でもっと果敢な、そう、手のつけられないコブラだ。漢字で書いてもいい、虎舞羅だ。時にコブラはツイストだってキメ込む。時にはキメられる。そう、コブラツイストだ。アントニオ猪木に優るとも優らない、アントキの猪木に劣るとも劣らない、そんなコブラツイストをキメられ「イダタタタッ、ギブッ、ギブッ!ギブッて言うてるやんけ、放せやっ!!」そんな感じだ。

無論、近畿圏を周回するのに無問題だった訳はない。
行く先々で白眼に晒され、罵声や投石、放水や放尿を浴び、夜毎くり返される悪戯書きは全身にまで及んだ。警察に追われれば、近くにあった自動二輪車に股がり逃走。直に刺激的な超振動を金玉&尻穴に受け、発射オーライ!なんてことも。刹那の悦楽と恍惚の先に待ち受けているのは、虚無と空虚、脱力感と無力感。自己嫌悪に陥る恰好の材料に他ならない。

それにつけても世間の風というのは、クール&クールなもの。
箱根駅伝を彷彿とさせる私の走り。そのタスキを、誰も受け取ってくれないんだもんな。いやんなっちゃう。

※白眼、罵声、投石、放水、放尿、鞭、蝋燭、悪戯書き
それらすべての行為が、私の股間的部位に集中する傾向にあったことは否めない話であり、油性ペン太字で書かれた悪戯書きが、未だ消えずに残っている事が言うまでもない話なら、私の男根を矢印でさした“おそまつ君”という文字を見る度に涙が溢れてとまらないのは、誰にも知られたくない私だけの秘密に違いない。
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2008-01-20 (Sun) 日記 |

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