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つい先程、時計の針が24時をまわった。

昨日で2日間の休みも終り

今日からまた忙しい仕事の日々が始まる



だがそれはあくまでも世間一般での話でしかない

何故なら今も私は仕事の真っ最中なのだから



私は5年前に脱サラ。2年前に今の仕事に就いた。

それからと言うもの1日も休む事無く働き続けている

脱サラ直後の2年間は専門の学校に通い(コンパに明け暮れた)

その後1年間は実務経験を積む為、大手チェーン店に勤め

サボり方の基礎から暇潰しの方法に至るまで

仕事に必要とされるノウハウを全て叩き込まれた

今現在の私が持つスキルはその時培ったものに他ならない



銀行の融資を受ける事が出来たのは1年前。

念願だった自分の店をようやく手にした

一応、私が社長と言う肩書きにこそなるが

社員やパート、アルバイトを雇える余裕もなく

妻と2人細々と店を切り盛りしている

店の経営状態はと言えば、決して望ましいものではない

赤字と黒字の境界線を彷徨っているありさま



さて、私の仕事はと言うと「鍵屋」

鍵屋と言っても鍵を売っている訳ではない

正確に言えば「鍵師」と呼ばれる職業だ

勿論、合鍵等の要望があれば作ったりもするが

主な仕事は皆さんがよくご存知な鍵の110番

家や車、ビルや金庫等のありとあらゆる鍵に携わり

ありとあらゆる鍵を愛し ありとあらゆる鍵を慈しみ

時にはみずから鍵っ子になったりしてみる



電話が鳴れば何時如何なる時でも指定された場所へ駆けつけ

鍵で困っている心貧しきあなたを助ける為に心血を注ぐ

そんなスーパーウーマン的ウーパールーパーな仕事である

お陰で休みもなければ、休まる時すら殆どない

それでも私は今の仕事にとても満足している



私がこの仕事に就いた最大の理由は

人に喜んで貰える仕事だったから



だが最近の私は少し悩んでいる

このままでいいのだろうか

うちの店が赤字なのは仕方のない話

しかしその原因を考えると頭が痛い

何故なら



鍵がね。開かないの



学校にも通い、実務経験も積んだはずの私だが

ものの見事に一度も鍵を開けた事がない

それと言うのも、全ては私のアガリ症に原因がある

お客さんを目前にすると極度の緊張で吐き気を催し

体中の毛穴という毛穴が開き、止め処なく汗が流れ出す

時には瞳孔さえ開いている時もあるらしい

鍵師にとって命とも言うべき指先が汗にまみれていては

成す術がない



結局、最後にはいつも妻の力技によって鍵は開かれる。

それで事無きを得る時もあれば

弁償に至るケースがある事も否めない

その割合こそ

うちの経営状況を決定付けるカギとなっている



それでも私はこの仕事を辞める事は出来ない

何故なら私を必要とし

私の助けを待っているあなたがいるから

あなたの助けを呼ぶ声が 今も私の心に響いてくるのです



大丈夫、なにも心配することはない

緊張に打ち勝つ為のその1

イメトレを今夜から開始しますから
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2007-03-05 (Mon) 職語 |

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