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閉ざされし空間に一人身を置き

何事かを成し得んが為

黙々と作業に没頭する私がいる


大阪市西淀川区の河川敷に、中小企業がひしめき合う工業地帯がある。その一体ではいまだ不景気の影響に歯止めを利かすことが出来ず、軒並み倒産する会社が後を絶たない。そんな中、今まさに急成長を遂げようとしている会社がある。その会社(工場)こそ、18年間ただの1度も休む事無く勤め続けている私の職場である。


私は工場内に設置されたある一室を頻繁に使用する。そこはまさしく私の牙城であり、私が1番落ち着く場所でもある。部屋の天井は無惨にも剥がれ落ち、上から覗けば中を窺い知る事も出来るその一室。だが決して覗いたりする者はいない。その部屋で行われている作業が、集中力を要すると共に、どれだけ重要なものなのかを皆理解しているからだ。


現在では減少傾向にある和式を貴重としたその部屋は、私には程よい安らぎの空間となっている。そこには人が1人入れるだけのスペースしかない上に、鍵を掛ければ誰も入る事の出来ない密室を作り出せる私だけの個室。私がこの会社に勤め出してからというもの、毎日欠かす事なくここでの作業を黙々とこなしている。この作業こそ、会社が私を必要とし雇っている大きな要因ではないかとさえ思っている。


コンッ コンッ


 あー?

「先輩、まだっすか?」

「もうすぐ会議が始まりますよ」

 おう。もうちょっと

「早くして下さいよ」

「ほんま、長いんすから」

 うっさい。むこう行っとけや

 落ち着かへんがな



ぷぅ~っ  (あっ!)



「ぎゃははははっ!! 先輩 ぷぅ~って」

「ぎゃははははっ しかも音高い」

「ソプラノっすか」



 ・・・・・(コロス)



閉ざされし空間に一人身を置き

何事かを成し得んが為

黙々と作業に没頭する私がいる


邪魔する者がいるならば

決して許しはしないだろう
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2007-05-21 (Mon) 作文 |

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