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私は公営住宅、いわゆる団地に住んでいる。


団地。そういう言い方をすれば

私の妻は団地妻という事になる

団地妻。などという響きを聞くと

「昼下がりの団地妻 チチクリパイぱい」 やら

「発情団地妻 ぴゅっぴゅ ピュッピュも潮のうち」

なんてエロキャッチコピーを連想してしまうのは

果たして私だけだろうか?



我が家は団地の4階に位置し

その周辺には何故かお年寄りばかりが住んでいる。


1階には、クマの人形を毛布でくるみ

優しく語り掛けながら散歩に出掛けるお婆さん。

帰りは、何故か決まって深夜のパトカー


向かいには、耳の悪いお婆さんが住んでいる。

近所中に響きわたる大きな声で

日夜、ご自慢の一曲を披露されている

お婆さんにとっては時間も音程もお構いなしである


上の階には、とても仲の良い老夫婦が住んでいる。

上に小さな子供や若い人が住んで居ると

なにかと揉め事の絶えない団地住まいにあって

お年寄りだからと安心していた



だが、事件は起こった。



妻の話によれば、夜中の3時頃になると上の階から奇妙な音と声が聞こえてくるらしい

何の音か分からないから気味が悪い。今度一緒に確かめて欲しいと言われた

一度寝ると朝まで起きる事のない私は気付かなかったが、確かに気になる話だ



その週末。真相を確かめるべく、妻と二人で音が鳴り出すという時間を待った

深夜3時。特に何も聞こえてこない

せっかくの週末を台無しにされた気がして、私は少し悔やんでいた

その時である

パン パン

音がした。 これか?

耳を澄ませる

パンッ パンッ

間違いない!

パンッ パンッ パーンッ

なんだ? この音?

かなり響いているが、何の音かまで分からない

思った次の瞬間、聞いてはならない声を聞いてしまった

パンッ パンッ 「おじいさん」

おじいさん??

パンッ パンッ スパーンッ

スパーン??

パンッ パンッ 「あぁ~ おじいさ~ん ダメ~」

まさか!

パンッ パンッ 「あがぁ~ そんなにしぢゃ、ごわれちゃう~」

おそらく、そのまさかだ

私は妻と顔を見合わせ、微動だに出来くなってしまった

これこそ人が凍りつく瞬間。零下100℃越え。天城越えなど比にあらず

「あぅ あぐぃ~ あふぇ~」

うつむきながら妻に 「ハタキ掛けてる音かな?」

パンッ パンッ パンッ 「ひ、ひぇ~ ひぎぃ~」

放心状態だった妻が、怪訝そうな表情で私を見る

私は遠くを見つめながら 「夜中に掛けんでもええのにな?」

スパーンッ スパーンッ 「あぐっ、あぐぅ~ あぅ おぅ」  

「あぁ、そやな」 だけ言うと、またすぐ放心状態に戻る妻

パンッ パンッ スパーンッ 「あぎぃ~ びょう、びょう らめ~」

パンッ パーンッ




その日以降

私は音楽を掛け、耳栓をして寝る習慣が身に付いてた。

自分の身は自分で護るしかない。の法則に身を委ねた事となる

それからも毎夜、音と声が止む事はなかった

時には 「もう、たまら-ん! 中に、中にええか?」 とか

「どうじゃ、この雌豚がぁー ワシのおチンポ様はスゴイじゃろが?」

「うっひゃーー! その表情じゃ。いいぞぉー モエーじゃー!」

なんてお爺さんの奇声まで聞こえてきた



その音と声はお婆さんのお通夜を迎える日まで止む事がなかった。



その記憶は、私の心に癒える事なき傷として深く刻み込まれ

以降、私のチンポがチョモランマを迎える事はなくなった。

そして

あの音と声は、今も私の耳に響いている

パンッ パンッ スパーンッ

「あびぁ~ おじいさ~ん」

パンッ パーンッ

「ひぃ、ひぇ~」


パンッ!






追記:そうか!団地ワイフ。略してダッチワイフなんだな

これは昨年の暮れ

「除夜のテキスト祭」にて私が公開したもの


こんなのを公開した私は、人としてどうなんだろうか
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2007-04-24 (Tue) 作文 |

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